• 子どもたちの見ている世界
  • 楽しい遊びが、子どもの成長に
  • 大きな愛の中で育つ、本町幼稚園
  • 大きな愛の中で、やさしさに包まれた環境
  • おかあさんのしあわせ
  • 子ども達の成長
  • 心の教育

子どもたちの見ている世界

荒井美沙紀

 朝、保育室で子ども達を待っていると、「先生、おはようございます!」と、子ども達は元気いっぱい、笑顔いっぱいで登園してきてくれます。そして、「昨日お家で、○○して遊んだよ!」「お出かけしたんだ!」「お休みの時ね、こんな事があったよ!あんな事があったよ!」と、支度をしながら、お家であった事や、お休みの間の事も教えてくれます。また、こんな事知ってるよ!こんな事ができるようになったよ!と、目を輝かせながら、自信満々に教えてくれたりします。

  そんな子どもたちの姿を見ていると、子ども達が日頃見ている世界は、どんな風に見えているのかな?きっと、毎日が新しい発見の連続で、小さい体でたくさんの事を学び、たくさんの事を吸収しているんだろうなと、子どもが見ている世界を私も見てみたくてたまらなくなります。

  しかし、悲しい事に大人になってしまうと、子どもたちのように純粋な心で、素直な目で、色々な事を見たり、感じる事が出来なくなっているように感じます。私自身、子どもたちと過ごす毎日で、子ども達から教えてもらう事がたくさんあります。その度に、もっと豊かな心を持たなければいけないなと、気付かされます。

  そして、毎日そんな子どもたちの姿を見ていると、「あぁ、この子たちの先生でいられるのは、なんて幸せなんだろう」と、嬉しい気持ちになり、子どもたちと一緒に、楽しく笑顔で過ごさせていただけることに、感謝の気持ちでいっぱいになります。

  子どもたちと、楽しい事や嬉しい事、悲しいことや感動した事など、様々な気持ちを分かち合い、気持ちに共感する事で、少しでも子どもの目線に立ち、心に寄り添って保育することができたらと思います。

楽しい遊びが、子どもの成長に

大塚優里

4月、入園したての子ども達は、
「幼稚園はどんなところなの?」「この子はだあれ?」「先生って、どんな人なの?」と、きっと不安がたくさんあったことでしょう。
お母さんと離れて涙を流したり、担任にしがみついていたり、身支度のひとつひとつも「できない~」と、
たくさん甘えていました。
そんな姿すら、可愛く思えて仕方のない日々でしたが、その反面、早く、幼稚園は楽しい!!と思ってもらえたらと思っていました。

そこで、お天気のいい日には、毎日のように体操着に着替えて、かけっこや、しっぽ取りゲーム、
お砂場では、大きなお山やトンネルを作ったり、
裸足になって、どろんこ遊びもたくさんしました。
子ども達の「きゃ~!!」という嬉しそうな声や、
バケツにたっぷたぷのお水を真剣に運ぶ姿、
お水をたくさんこぼしてニヤっと笑う姿、
園庭に座り込んで泥パック?!しながらケラケラ笑いあう姿が、ほほえましく思える毎日。
きっと小さな体でいろいろな感触や楽しさを知り、そこにお友だちがいることの喜びにも
気付いてくれたのでしょね。担任としても、とても嬉しく思いました。

雨の日には、お部屋を新聞紙でいっぱいにしたり、遊戯室でおおきなブロックで遊んだり、
椅子取りゲームやフルーツバスケットをしたり。
たくさんの遊びの中で、子ども達一人ひとりの「好きな遊び」が見つかったようで、
毎日笑顔で登園してくれるようにもなりました。

気付くと、子ども達から「明日は何して遊ぶの?」
「これ終わったら、どうするの~?」という声も聞かれるようになり、
その先の楽しみのために、なんでも自分の力でやろうとする姿が見られるようになりました。
「自分でやってるの?!すごいね!」
「がんばってるね!えらいね!ここだけ、お手伝いしてあげるね」すると、子ども達はニッコニコ。
また、苦手なことは、さりげなく手伝って「最後のちょこっとだけ」を子どもが自分でやれると、
「一人で出来た~!!」と喜んでくれました。
時間がかかることは、歌をうたいながら楽しく挑戦してきました。
今では、お友だち同士で「ここやって」「私がやってあげるよ」と、可愛いやりとりも見られます。

毎日の積み重ねで出来るようになる【お片づけ、着替え、身支度、排泄】
お友だちと一緒に学ぶ【並んで待つこと、順番に使うこと、一緒に使う事】
全ては、子ども達は、遊びと経験から学んでいくのだな~と、実感した一学期でした。
二学期、さらなる子ども達の成長を楽しみに、子ども達の可愛い笑顔を想像しながら、
今度はどんな遊びをしようかとワクワクしています。

大きな愛の中で育つ、本町幼稚園

中島 浩枝

 本園は八王子教会の敷地内にあり、教会とともに歩んできた幼稚園、今年3月に82回卒園生を送り、来年3月には卒園生6000人を超えます。最近では新聞メディアでも少子化、女性の社会への活躍、時代の変化も大きく、保育の形態も変わりつつあり、本園も大きな社会の変動に悩まされています。

本園の正式名『宗教法人 東京カトリック大司教区立本町幼稚園』と称し、大司教様が設置者の教区の幼稚園です。保護者の送迎、お弁当と昔と変わらないこともありますが、2歳児保育、預かり保育と時代に合わせて色々と新しい事も加え、働いているお母様も増えてきました。しかしながら、時代の変化は大きく、大切にしてきたことが忘れ去られそうになっています。

皆さんは幼い子供に神様を伝え、神様の大きな愛を一緒に感じ、命の恵みをいただいている事に感謝し、毎日、手を合わせて祈ること、そんな日常のことを子育てをしながらしていますか?本町幼稚園では80年以上、毎日、祈り、感謝し、神様を感じて保育をしています。

両親に愛され、毎日の送迎も子どもと共に楽しく会話をしながらの登降園時、道々季節を感じたり、大切な時間としています。手作りのお弁当も、全部食べたことで、子どもの今日の調子を知ることができ、蓋を開けて空っぽの時の嬉しさ、子育ての大切さを感じたり、悩んだりの毎日ですが、子どもは親にたくさん愛されていることを感じ、成長していきます。

神様に愛されている事、両親に愛されている事、たくさんの愛の中で大きく育っていくこと、当たり前のことですがそんな大切な時期、幼い時期はあっという間に過ぎます。今大事なこと、大切にしないといけないこと、心を育てる事、全て神様が教えてくれているように思います。

大きな愛の中で、やさしさに包まれた環境

中島 浩枝

 本町幼稚園の卒園生でもある、シンガーソングライターの松任谷由実さんは、ジブリ映画のアニメ魔女の宅急便の主題歌にもなった「やさしさに包まれたなら」その歌を(一昨年の80周年記念誌にも記載されています)子どもの頃の本町幼稚園で育った時の気持ちが歌になったと、書かれています。

子どもの頃は誰でも大きな愛、家族や先生、お友達に囲まれ毎日、楽しく過ごし安心して温かなものに囲まれた日々を過ごしている。

大人になってわかること、それは、大勢の方々以外に、不思議なものに守られた感覚、善いことをしたときや悪い事をしたときも、なんだか誰かが見ておられる、そんな感覚。(神様はいるのかな?ありがとう神様!ごめんなさい神様!)こんな思いをみんなした事があると思います。
これは、子どもの頃はすごく感じられていたのに、大人になっていくたび、薄れてしまい、鈍感になっていってしまいます。

本町幼稚園では「神様はいつもみんなのことをも守っていてくださり、どんな時もみんなのことが大好きなんだよ。」と話し、毎日の祈りの中で、お天気のこと、友だちと仲直りできたこと、季節のこと、たくさんのことを感謝して祈ります
御聖堂(おみどう)では、年少児から年長児まで静かに手を合わせ、みんなで祈ります。
これは80年変わらないこと、今も昔も大切にしている事で、たくさんのやさしさに包まれている事に感謝し続けていることです。

そんな子どもたちが大人になった時、温かなものに囲まれて育った感覚の中に、本町幼稚園での日々を思い出してもらえたら、とても嬉しいです。

おかあさんのしあわせ

鈴木 美穂

 私自身、おかあさんになって17年目を迎えました。
子どもが産まれてから今日まで一生懸命子育てをがんばってきました。いえいえ、今だってがんばっています。 育児はたいへんです。

 赤ちゃんの頃は夜中の授乳、突然の高熱、時には泣き止まない我が子を「もういやだ!」なんて思った時もありました。
少し大きくなってからは、お友だちとの関係に学校から泣いて帰る事もあり、一緒に心を痛め涙したこともあります。
もっと大きくなってからは、思春期特有の反抗期に悩まされ、激しく揺れ動く心とどうやって向き合おうかと途方に暮れた事もありました。
子育てはほんとうに大変です。でも、それ以上に今、わたしがおかあさんである事の幸せはこの上ない幸せであり、わたしに委ねられた大切な命をただだだありがたく育てさせて頂いています。

 この大切な命に幸せとよろこびを感じ、振り回され、悩まされ、途方に暮れたりしながらも、よろこびの時には感謝の心で祈り、つらく困難な時にもただ祈り、それをそばでいつも見ていて下さる神さまに信頼して子育てをしていきたいと思っています。

 夜、ふと寝顔を覗くとき、おかあさんのしあわせを感じますね。この子のおかあさんでほんとうによかったと。

子ども達の成長

大塚 優里

 5月から行っている縦割りの活動。朝の体操の時間や、製作活動、お弁当の時間など、日常のさまざまな保育の中で、異年齢でのグループ活動を取り入れてきま した。初めは、年長さんが年中さん年少さんにどう接したらいいか分からずオドオドしたり、優しくしてあげたい気持ちが、小さい子にとっては無理強いをさせ てしまうこともありました。また、年少さんは緊張して泣いてしまったり、人見知りで話せなかったりすることも。

 もうすぐ今年度も終わる今では、園庭では年齢関係なく砂場で一緒になってみんなで遊んだり、鬼ごっこなどをして楽しんでいます。緊張して泣いていた子は、 年長さん相手に冗談を言って笑いあったり、体操の時間では年長のある子が年少さんを優しく見守る姿もありました。「さっき声はかけたから、大丈夫なの。少 し待ってあげれば、ちゃんと私の所にきてくれるから」と、友達に説明していました。すると、その通りその子のところに来て、すっと手を繋いだのです。一年 間の関わりの中で、優しくしてあげたい気持ちを行動で表したり、待ってあげる、ありのままを受け入れてあげられるようになった姿を見ると、子ども達の心の 成長を感じ、嬉しく思い感動しています。

そして、年少さん年中さんは、そんなお兄さんお姉さんに「ありがとう」の気持ちと、憧れの思いも持ってくれているのだと思います。

先日は全学年で近くの消防署に見学に行ってきました。消防署までの道のりは、縦割りのグループで一緒の年長さんと年少さんで手をつないで歩きました。 「ちゃんと歩けるかな?」と、心配していた保育者の思いとはうらはらに、道中も段差があると「登ると危ないからね」「車きちゃうから、早く渡るんだよ。」 「そこは触っちゃだめだよ」と、声をかけながら、安全に楽しく行くことができました。消防署では、ポンプ車に乗せてもらったり、職員は40メートルの高さ まで、はしご車に乗せてもらいました。また、訓練中の姿を見せてもらったりと、子ども達は感動と興奮の中、帰って来ました。将来の夢に「消防士さん!」と 答えるお友達が増えたかもしれないですね

子ども達には、身近な人に憧れたり、将来の夢を抱きながら、前向きに楽しく日々を過ごしてほしい、子ども達の未来が光り輝く日々でありますようにと、神様に祈りながら過ごしている今日この頃です。

心の教育

中島浩枝 

 本町幼稚園の大切にしていること、それは神様にいつも愛され、神様が一緒にいることを感じる園でいることだと思います。

 外遊びをしていても、お庭の花、虫、アリやかたつむりを見つけては、神様ありがとう、友だちと時にはケンカ、でも「ごめんね」が言えた自分、一つひとつ、できるようになったこと、それも神様からの恵みとして、神様ありがとうと、思える子どもに育ちます。
毎朝、御聖堂やルルド、お庭のマリア様の前で手を合わせ、一緒にいて下さる神様に感謝してお祈りと歌を唄います。

 子どもたちは三歳児の頃は、まだよくわからなくても、年長さんが手を合わせ、十字架にお辞儀をする姿を見て、同じに、御聖堂は静かに入り、お祈りし、神様とお話をする所、いつも、神様がいることを感じるようになります。

 五月には、マリア様へお花を一人ずつ捧げたり、年長組は旧約聖書から一年をかけて、イエス様の復活と昇天までお話を聞いて、卒園していきます。
お誕生月には、稲川神父様司式による、祝福式に親子で参加し、全園児で神様に感謝の祈りを捧げます。

 平成二十年に、文部科学省告示、幼稚園教育要領の改訂もあり、「生きる力の基礎を育成する」「人間形成の基礎を培う教育を行う」とされ、これからの幼稚教育の必要とされていることを学んできました。

 本町幼稚園では以前から、八十年前から、生きる力の基礎、神様からいただいた命を感謝し、神様に愛され、お家の方に愛され、友だち、先生に愛されて育ち、愛する人へ、成長していく、心の教育をしています。

 目に見える、バス通園や給食はありません。今の時代、便利でサービス中心の園ではありませんが大切にしているもの、心を育て、神様に愛されている子どもを育て、多くの人たちを愛せる人になっていくことを大切にしています。


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